太陽光パネルの寿命は何年?短くなる理由や長持ちさせる方法も紹介

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「太陽光発電の寿命はどのくらいなの?」

「少しでも寿命を伸ばす方法はある?」

太陽光発電は初期費用が高いということもあり、寿命がどの程度なのか、長持ちさせるための方法があるのか気になる方も多いでしょう。設備の寿命を知らないと、太陽光発電を導入して元を取れるのか判断できません。

また、せっかく太陽光発電を導入したのに、知らないうちに損をしていることもあります。より効率的かつお得に太陽光発電を導入するなら、寿命についてや長持ちさせる方法を知っておくことが重要です。

そこで本記事では、太陽光発電や周辺機器の平均寿命、寿命を縮める原因、長持ちさせる方法を紹介します。さらに、よくある質問にも回答しているので、ぜひ参考にしてください。

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目次

太陽光パネルの寿命

太陽光パネルの寿命は、下記の3つの要素から考えることができます。

太陽光パネルの寿命の3つの要素

それぞれの用語の意味と具体的な年数を見ていきましょう。

法定耐用年数

法定耐用年数とは、該当の設備を通常通り使用した際に、継続して利用し続けられる年数のことです。国が法律で定めている基準のため「法定」という言葉が付きます。

太陽光パネルの法定耐用年数は17年です。つまり、太陽光パネルを普通に使用していれば17年は問題なく使い続けられるということになります。

ただし、法定耐用年数が過ぎたからと言って寿命が来るわけではありません。法定耐用年数を超えても使い続けられるケースがほとんどです。

そのため、故障までの期間というよりは、問題なく使用し続けられる最低限の期間だと考えておきましょう。

期待寿命

期待寿命とは、設備などを通常通り使用した際に現実的に使い続けられると考えられる年数のことです。つまり「期待寿命=本来の意味での寿命」と考えることができます。

太陽光パネルの期待寿命は25年前後です。一般的な家電の寿命は10年前後のため、太陽光発電は比較的長寿命の設備だと言えます。

また、製品のなかには、30年以上使い続けられる太陽光パネルもあります。そのため、あくまでも寿命の目安として捉えるのがおすすめです。

保証期間

保証期間とは、製品に欠陥があったり故障したりした場合に、無償や低価格での修理や交換を保証する期間のことです。「保証期間=寿命」というわけではありませんが、メーカーが保証できるということは、正常に動作する自信のある期間だと言えます。

そのため、寿命と近い意味で捉えられるのです。なお、保証期間はメーカーが定めており、下記のように製品によって異なります。

スクロールできます
メーカー製品名保証期間
京セラ全般・機器保証10年
・出力保証20年
カナディアンソーラーCS6.2-36TM-335/340・太陽電池モジュール出力保証30年
・製品保証25年
SHARPNQ-241BT・モジュール保証20年
・システム機器保証15年
マキシオン全般・製品保証40年
・出力保証40年

上記のように40年保証してくれるメーカーもあるため、保証期間の長さを重視したい方はよく調べてから選ぶのがおすすめです。

太陽光発電の周辺機器の寿命

太陽光発電の寿命は、周辺機器が正常に動作してこそ保たれます。そのため、ここでは太陽光発電の周辺機器である次の設備の寿命を見ていきます。

太陽光発電の周辺機器の寿命

機器によって寿命が大きく変わるので、あらかじめ相場を確認しておきましょう。

パワーコンディショナ

パワーコンディショナ(パワコン)とは、直流を交流に変換する機器のことです。パワコンがあることで太陽光発電の電気を家の中で使えるようになるため、特に重要な周辺機器だと言えます。

一般的に、パワコンの寿命は10〜15年程度であり、太陽光パネルより短めです。寿命が来たら機器を交換することになります。

ただし、パワコンも使い方次第で長持ちすることがあるため、寿命を延ばしたいなら日ごろの使い方に気を付けるのがおすすめです。

蓄電池

出典:カナディアンソーラー

蓄電池とは、電気を溜めて使うことができる設備のことです。太陽光発電と併用することで、発電した電気を溜め、必要なタイミングで自由に使用できるようになります。

一般的に、蓄電池の平均寿命は10〜15年です。ただし、使用されている電池の種類や性能の高さ、使い方などによって寿命の長さが異なります。

場合によっては30年以上持つ可能性もあります。したがって、太陽光パネルと同程度の期間使えるといえるでしょう。

太陽光パネルの寿命が縮まる原因

太陽光パネルの寿命を縮める主な原因は、次の3つです。

太陽光パネルの寿命が縮まる原因

寿命を縮める原因を理解し、定期的なメンテナンスや日常での目視点検で注視しましょう。

太陽光パネルの汚れ

太陽光パネルの寿命を縮める原因の一つは、パネルの汚れです。太陽光パネルは、常に屋外にさらされているため、鳥の糞やほこり、砂などの汚れが付きやすいと言えます。

汚れを放置しておくとホットスポットが生まれ、太陽光パネルが劣化しやすくなってしまうのです。ホットスポットとは、太陽光パネルの上に影ができ、影になった部分が抵抗となり電流が流れにくくなり発熱することです。

たとえば、木陰になった部分がホットスポットとなったり、鳥の糞などが影となってホットスポット化したりすることがあります。ホットスポットが生まれないようにするためにも、汚れは放置しないようにしましょう。

太陽光パネルの欠損

太陽光パネルの欠損も劣化原因の一つです。強風で飛来物が太陽光パネルにぶつかるなどし、パネルの一部が欠損してしまうことがあります。

欠損すると太陽光パネルの故障を引き起こし、寿命を縮めてしまうことになるのです。また、欠損を放置するとホットスポットが生まれ、不具合が起きていないパネルまで故障を引き起こす可能性があります。

そのため、欠損は早めに見つけて対処するのがおすすめです。

層間剝離

層間剝離とは、太陽光パネルの層に隙間ができ、一部が剥離してしまうことです。大きな温度の変化や湿気が原因で起こります。

層間剝離が起きるとその箇所は発電できなくなり、太陽光パネル全体の発電量が低下してしまうのです。結果的に太陽光パネルの寿命を縮めてしまうことになります。

そのため、寿命を縮めないようにするには、層間剝離が起きていないかを定期的にチェックすることが重要です。

太陽光発電の寿命を延ばす方法

太陽光発電の寿命を延ばす方法は、大きく分けて次の4つです。

特に定期的なメンテナンスは太陽光発電の寿命に大きく関わる部分になるため、よく確認しておきましょう。

耐久性がある製品を選ぶ

太陽光発電を長く使いたいなら、耐久性がある製品を選ぶのがおすすめです。なぜなら、太陽光パネルはメーカーや製品によって耐久性に差があるからです。

それぞれの製品の耐久性は、保証期間の長さや製品情報に記載されている耐久性試験の結果などから推測できます。また、製品によっては雨水で汚れが落ちやすい太陽光パネルもあるため、そのような機能が備わっているかも確認すると良いでしょう。

太陽光パネルは長く使用するものであり、設置前に慎重に検討することが賢明です。なお、次の記事ではおすすめの太陽光パネルメーカーを紹介しているので、あわせて参考にしてください。

定期的にメンテナンスを行う

太陽光パネルやパワコンなどの周辺機器の寿命が縮まる原因は、汚れや欠損、不具合の放置などです。これらを早期に見つけて対処するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

メンテナンスを行いたい場合は、業者に依頼しましょう。業者へ依頼すれば同時に掃除も行ってくれるため、太陽光パネルの汚れなども定期的に綺麗にすることができます。

また、日頃から自身の目で太陽光発電の状況をチェックしておくこともおすすめです。何かおかしい点が見つかった場合には、放置せずに業者に相談しましょう。

太陽光発電の具体的なメンテナンス内容や推奨頻度、費用などを知りたい方は次の記事をご覧ください。

発電データに異常がないか確認する

発電データに異常がないかを確認するのも、太陽光発電の寿命を延ばす上で重要なことです。なぜなら、発電データを見れば発電量が極端に低下していないかなどを確認でき、不具合を早期発見できるからです。

発電データは、PCやスマホなどで簡単に確認できます。ただし、太陽光発電に監視システムなどを導入していない場合は確認できないことがあります。

そのため、製品を購入する前に発電データを確認する機能が付いているかを確認しておきましょう。また、発電データを見て著しく発電量が低下しているなどの異常があった場合は、すぐに業者へ点検依頼を行うのがおすすめです。

日常的に目視点検する

太陽光発電を長持ちさせたいなら、日常的に目視点検を行いましょう。日常的に点検しておけば、表面化した不具合に気付きやすくなり、早期の対応が可能になります。

ただし、自身で点検する際は必ず目視で実施し、設備や周辺機器には触らないようにすることが重要です。機器に直接触れてしまうと、感電などのリスクがあり非常に危険です。

自身の安全を確保した上で、できる範囲内で日常点検を行いましょう。気になる点があれば、業者に相談することをおすすめします。

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太陽光発電の寿命に関するよくある質問

最後に、太陽光発電の寿命に関するよくある質問を紹介していきます。

特に元が取れるかどうかは導入を検討する上で重要な内容なので、よくチェックしておきましょう。

寿命を迎える前に元は取れる?

太陽光発電はほとんどの場合、寿命を迎える前に元を取ることができます。具体的には、発電した電気を自家消費しつつ余剰電力を売電すると、12〜13年程度でコストの回収が可能です。

また、太陽光発電と同時に蓄電池を導入すると経済効果が高まり、3年ほど回収速度を早めることができます。補助金を活用すれば、さらにお得に太陽光発電を導入することも可能です。

使い方次第で元を取るまでの年数が変わりますが、基本的に元を取ることはできると思って良いでしょう。

なお、より具体的に元を取る方法を知りたい方は次の記事を参考にしてください。

寿命を迎えた時のサインは?

太陽光発電が寿命を迎えたり劣化したりすると、下記のようなサインが出ます。

寿命を迎えた時のサイン
  • 発電量が著しく下がる
  • パワコンなどの周辺機器から異音がする
  • パワコンが異常に発熱する
  • モニター画面にエラーが表示される
  • 蓄電池を併設している場合は蓄電される容量が以前と比べて減る
  • 設備自体が動作しなくなる

ただし、上記のサインが出たからといって必ずしも寿命を迎えたというわけではありません。そのため、すぐに処分を検討するのではなく、一度業者に調査依頼してから適切に対応することが大切です。

早めに対処すれば、寿命を迎えず修理で対処できる可能性もあります。

寿命を迎えたらどうする?

太陽光発電が寿命を迎えたと感じたら、まずは保証期間内かどうかを確認しましょう。保証期間内であれば、メーカーに修理や交換を依頼することで無償や安価で対応してもらえます。

保証期間外なら、業者へ調査依頼をし、必要に応じて修理や交換を行うようにしましょう。なお「修理費や交換費を掛けるなら撤去したい」という場合は、業者に処分を依頼することもひとつの方法です。

業者に処分を依頼する際は、撤去費や廃棄費が掛かるため、先に見積もりを取っておくのがおすすめです。

まとめ

本記事では、太陽光発電や周辺機器の平均寿命、寿命を縮める原因、長持ちさせる方法を紹介しました。太陽光発電の寿命は、太陽光パネルが25年程度で、パワコンや蓄電池は10〜15年程度です。

太陽光パネルと周辺機器でも寿命が異なるため、それぞれの寿命を把握した上で適切な対応を取りましょう。また、太陽光発電をできるだけ長く使いたいなら、定期的にメンテナンスを行ったり日常的に点検したりするのがおすすめです。

この記事を参考に、寿命を延ばす方法を適宜試しながら、太陽光発電の効果を最大限実感してください。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事は、東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城で太陽光・蓄電池の施工を行う「トベシンエナジー」を運営するFCR株式会社が制作しています。

当メディア「トベシンエナジー」を運営するFCR株式会社は、地上波テレビ局「TOKYO MX」や「テレビ朝日」などのメディアにも出演しています。

古堅 辰明 執筆者

古堅 辰明

トベシンエナジーの施工管理として従事。リフォームをはじめ、太陽光・蓄電池の設計・施工に貢献している。

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