「太陽光発電にまつわる詐欺にはどのような手口があるの?」
「詐欺被害に遭わない方法はあるの?」
太陽光発電の導入を検討しているものの、詐欺事件のニュースを目にして、不安を感じてしまう方もいるでしょう。確かに太陽光発電業者の中には詐欺を行う悪徳業者が存在しますが、実は手口や対策を知っておけば詐欺被害を回避することが可能です。
太陽光発電は経済効果が大きい設備のため「詐欺被害に遭う可能性があるから」と言って導入を諦めるのはもったいないことです。正しい対策や対処法を知って、安心して導入できる状態を整えていきましょう。
そこで本記事では、太陽光発電に関する詐欺の手口や対策、対処法を紹介します。また、実際に行政処分された悪徳業者や信頼できる業者も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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太陽光発電の詐欺などのトラブル件数と内訳
資源エネルギー庁の下記データによると、太陽光発電の詐欺などのトラブルはやや増加傾向にあります。
2022年度には、19万件ものトラブルが確認されているのです。その中でも多いのは「契約・解約」と「販売方法」に関するものです。
業者に急かされて契約したものの、後から取り消したくなり「解約したい」と国民生活センターに相談がくることもあります。このように、太陽光発電に関する相談件数が増えている今だからこそ、しっかり詐欺の手口や対策を知っておくことが重要です。
具体的な詐欺の手口や対策はこの後解説するので、しっかり確認しておきましょう。
太陽光発電の詐欺業者の手口と相談事例9選
太陽光発電に関する詐欺には様々な手口がありますが、今回は特によくある下記の9つの手口を紹介します。
具体的な詐欺の手口とともに実際にあった相談事例も紹介するので、知識として頭に入れておきましょう。
訪問販売詐欺
訪問販売詐欺とは、訪問販売で押し売りをしたり契約を急かしたりし、無理に契約を成立させる詐欺のことです。実際、国民生活センターには下記のような訪問販売詐欺に関する相談が寄せられています。
突然自宅を訪問した事業者から太陽光発電設備と家庭用蓄電池の勧誘を受けた。すぐに契約するつもりはなかったが、「安く契約できるのはあと2件」などと説明されて約300万円で契約してしまった。よく考えると高額のためクーリング・オフしたい。
出典:国民生活センター
上記の相談のように「安いキャンペーンを人数限定で実施している」と言われても鵜呑みにせず、他社と比較検討することが重要です。また、あらかじめ相場を知っていれば商談をされた時点で詐欺か気付きやすいため、基礎知識も学んでおくと良いでしょう。
契約書詐欺
契約書詐欺とは、契約書に大まかな内容しか記載されておらず、後日に高額な追加費用を請求される詐欺のことです。契約書を読み流したり、気になる部分があっても聞かずに契約したりする場合に起こりうるトラブルと言えます。
そのため、業者と契約する際は必ず契約書の内容を詳細に確認するようにしましょう。また、分からないことがあれば質問し、回答に納得した上で契約書に明記してもらうことも重要です。
もし契約書に不備がないかを自身で判断できない場合は、弁護士などの専門家に事前に確認を取っておくと良いでしょう。
認定証明書偽造詐欺
認定証明書偽造詐欺とは、認定施工業者に必要な認定証明書を偽造し、消費者を信頼させて契約を進める詐欺のことです。認定証明書を取得していない業者に依頼すると、下記のようなリスクがあります。
- 施工不良が起きやすくなる
- 性能が低い太陽光パネルを設置される
実際に国民生活センターには、下記のような認定証明書偽造詐欺に関する相談が寄せられています。
太陽光発電システムを取り付けたが、工事がずさんで雨漏りが発生。補償してほしい。
出典:資源エネルギー庁
施工不良が起きると後々高額な修理費がかかり、不利益を被る可能性があるため十分に注意してください。とはいえ、素人目では偽造された認定証明書かどうか判断が付きづらいこともあるでしょう。
見抜ける自信がない場合は、専門家に問い合わせるのがおすすめです。
補助金代行詐欺
補助金代行詐欺とは、業者に補助金の代行を任せたにも関わらず代行申請がなされず、連絡が取れなくなるなどの詐欺のことです。実際に建物検査相談センターには、下記の相談が届いています。
〇太陽光発電システムを契約し、業者に補助金の申請手続きも依頼したが、半年たっても補助金が入金されず、業者とも連絡が取れなくなった。どうしたらよいか。
出典:建物検査相談センター
そのほかにも、次のような詐欺の手口があるため注意しましょう。
- 「申請できる」と聞いていた補助金制度が架空のものだった
- 申請が通らなかった場合の補償金を違法に請求された
なお、補助金は国や県、地方自治体のみが実施しており、補助事業の公式HPで要件などを確認できるようになっています。そのため、必ずネット上で本当にその補助金が存在するのかを調べておきましょう。
また、補償金を請求されている場合は、本当に必要なものなのかを調べた上で支払うか決めるようにしてください。さらに、その業者の実績や口コミを調べ、信頼できる業者なのかを判断することも重要です。
モニター商法による詐欺
モニター商法とは、モニター価格として安く購入できることを提示し、実際は相場よりも高額な費用を請求する詐欺のことです。たとえば、下記のようにお得な特典があることを伝え、勧誘するケースがあります。
先日、太陽光発電のモニター勧誘がきました。 我が家の裏と、向かいの家の設置工事の挨拶に来た営業さんが、うちもどうかと勧めてきました。 内容は、 パナソニックが秋に出す新商品のモニターになって欲しい。
自己負担は一切無し。
半年に一度、データ収集と家の外観の写真を撮らせて欲しい。
雨漏りやパネルの落下事故など、太陽光パネルが原因でおきた破損などには、全ての財産に無期限で保険をかける。
パネルは25年無償保証。
15年の売電保証。
設置前にパナソニックがシュミレーションにきて、赤字になるようならば、この話は無し。
っと言った内容です。
うちはエネファームがついているので、W発電にも興味ありますし、本当だったら魅力的な話しですが、こんなことってありますか?(一部抜粋)
出典:Yahoo!JAPAN不動産
収益のやりとりなどもなく、お得過ぎる内容で勧誘される場合は詐欺を疑った方が良いでしょう。ただし、初期費用やメンテナンス費などを業者が建て替えてくれる制度は実際に存在します。
そのため、お得だからといって詐欺だと決めつけず、慎重に情報を調べてから詐欺かどうか判断しましょう。
計画倒産詐欺
計画倒産詐欺とは、太陽光発電の契約をした後に業者が計画的に倒産を行い、音信不通になり初期費用が返ってこない詐欺のことです。帝国データバンクによると、2024年度の発電事業者の倒産・休廃業・解散件数は52件と過去最多となっています。
なかでも、特に太陽光発電業者が影響を強く受けているため、倒産件数が増えていると予想できます。もちろん、そのすべてが計画倒産ではないものの、計画倒産が含まれていてもおかしくないと言えるでしょう。
完全に計画倒産を避けるのは難しいですが、業績などを調べて倒産リスクが低い業者を選ぶことは可能です。そのため、怪しい部分がない業者だったとしても念のため業績を調べるようにしましょう。
不実告知詐欺
不実告知詐欺とは、不正確な情報を提供したり、得られる効果をかさ増しして説明したりする詐欺のことです。実際に、国民生活センターには下記のような相談が寄せられています。
「売電で約2万円のローンが払える」といわれたので契約したが、多い月でも1万円程度しか売電収入が入らない。
出典:資源エネルギー庁
ほかにも、発電量がかさ増しして伝えられるケースなどが考えられます。すべての業者が信頼できる情報を提供してくれるとは限らないため、聞いた情報はご自身でも調べた上で信用するようにしましょう。
もしご自身で調べても真偽が分からない場合は、ほかの業者から意見を聞くのがおすすめです。
投資詐欺
投資詐欺とは、実態がない太陽光発電事業の投資話を持ち掛けてお金をだまし取る詐欺のことです。昨今でも実際に事件があり、朝日新聞にも掲載されています。
架空の太陽光発電事業をもちかけ金をだまし取ったとして、警視庁は22日、東京都新宿区の太陽光発電関連会社「エスピーシー」の役員だった男(52)=東京都練馬区=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。(一部抜粋)
出典:朝日新聞
太陽光発電に関する投資話を持ちかけられたら、すぐに鵜呑みにせず、まずは実態がある事業なのか調べることが重要です。また、朝日新聞の記事のようなケースもあるため、実際に存在する企業だからといって簡単に信用せずに専門機関へ確認しましょう。
点検詐欺
点検詐欺とは、業者から「太陽光発電の点検が義務化されている」と声を掛けられ、点検した上で費用を請求される詐欺のことです。実際、国民生活センターには下記のような相談が寄せられています。
「事業者から太陽光発電設備の点検は義務化されていると言われたが、本当か」
「太陽光パネルの無料点検をすると電話があり、点検したら高額な契約を勧誘された」
出典:国民生活センター
太陽光発電の点検は、全員が義務化されているわけではないため、まずはご自身が義務化の対象かを確認することが重要です。義務化の対象でも突然訪問された場合などはすぐに受け入れず、信頼できる業者か調べた上で依頼するのがおすすめです。
太陽光発電の詐欺に遭わないための対策
太陽光発電詐欺に遭わないためには、下記の5つの対策が有効です。
手軽に試せるものばかりなので、勧誘を受ける前にできるだけ対策を打っておきましょう。
すぐに契約しない
太陽光発電詐欺に遭わないようにするには、勧誘されてもその場ですぐ契約しないことが重要です。なぜなら、ほかの業者と比較検討しないとその業者の悪質さや信頼性を確認できないからです。
「今契約しないとお得にならない」と言われても鵜呑みにせず、一度持ち帰って本当に信頼できる業者なのか調べましょう。また、強引な勧誘で断りづらい雰囲気があったとしても、毅然とした態度で対処するよう心掛けてみてください。
見積もりやシミュレーションの内訳を聞く
業者から提示された見積もりや発電量シミュレーションは、内訳を必ず確認するようにしましょう。内訳を確認しないと、下記のようなリスクを背負うことになります。
- 見積もり内容に必要な費用が組み込まれておらず、後から高額な追加費用を請求される
- 自宅に適した条件でシミュレーションされていないことに気付かず、実際に導入するとシミュレーションよりも低い量しか発電できない
もしご自身で必要な内訳が含まれているか判断に迷う場合は、ほかの業者に内訳を見てもらましょう。第三者の的確な意見を知れば、安心して導入を進められるはずです。
複数の業者を比較する
複数の業者を比較するのも、詐欺を回避する方法の一つです。業者によって見積もり価格やシミュレーション内容が異なるため、一社に依頼するだけでは相場を見極めるのが難しいと言えます。
そこで複数の業者に依頼すれば、相場感を確かめつつ、法外な金額を請求されていないか確認できます。また、発電効果をかさ増ししたシミュレーションが提示されていないかも分かるでしょう。
このように客観的な意見を複数比較できるため、複数の業者を比較するのはとてもおすすめです。
実績や口コミ評価が高い業者を選ぶ
信頼できる業者を選び、詐欺被害に遭わないようにするためには、業者の実績や口コミ評価を確認することが重要です。というのも、実績が豊富な業者なら施工不良が起こりづらく、口コミ評価が高い業者なら詐欺業者ではない可能性が高くなるからです。
業者の実績は公式HPに掲載があることが多く、口コミ評価はGoogleMapなどで確認できます。また、口コミを確認する場合は評価が低いものも併せてチェックするとより安心でしょう。
相場感などを事前に知っておく
相場感などの基礎知識を事前に知っておくことも、詐欺被害を避ける上で重要です。事前に相場を知っていれば、高額な費用を提示された時に詐欺だと気付くことができ、被害を受けずに済む可能性が高まります。
なお、太陽光発電の設置費用の相場などの基礎知識は、次の記事で知ることができます。気になる方はぜひご一読ください。
また、価格面だけでなく太陽光パネル全般の基礎知識を知りたい方には、下記の記事をご覧ください。
信頼できる太陽光発電業者一覧
行政処分される業者がいる一方で、信頼できる太陽光発電業者もいます。信頼できる太陽光発電業者に依頼すれば詐欺被害に遭うリスクなく安心して任せられるため、依頼先の候補として知っておきましょう。
なお、信頼できる業者は下記の記事で紹介しています。気になる業者がいないか確認し、できるだけ複数の業者に見積もり依頼を行ってみましょう。
太陽光発電の詐欺に遭った場合の対処法
気を付けていても、太陽光発電詐欺に遭ってしまうことはあります。その際は、できるだけ早く下記の対処法を取るのがおすすめです。
すぐに対処すれば違約金なしで契約を解除できるケースもあるため、このような対処法があることを常に頭に入れておきましょう。
専門機関や専門家に相談する
太陽光発電詐欺に遭ったら、まずは国民生活センターなどの専門機関や弁護士などの専門家に相談しましょう。専門機関などに相談することで、違約金なしで契約を解除できたり、賠償金を請求できたりする可能性があります。
ただし、相談したい内容によって相談先が変わる点には注意が必要です。たとえば、情報の真偽を確かめたい場合や気になることを相談したい場合は、国民生活センターが適しています。
一方で、明らかに騙されていることが分かり、すぐに対処したい場合は弁護士への相談の方がおすすめです。このように状況に合わせて最適な機関へ早めに相談し、解決を図っていきましょう。
クーリングオフを行う
クーリングオフを行うのも、太陽光発電の詐欺被害に遭った際の対処法の一つです。クーリングオフとは、契約後8日以内であればどのような理由でも契約を解除できる制度のことです。
明確に詐欺行為をされた確信や証拠がない状態だとしても、クーリングオフは申し込むことができます。そのため、契約後に不安が生まれた場合や無理やり契約させられた場合は、ためらわずにクーリングオフを行いましょう。
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項目 | 詳細 |
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まとめ
太陽光発電は経済効果が見込めるなどのメリットが多くある設備ですが、訪問販売詐欺やモニター商法の被害に遭う可能性があります。ただし、正しい基礎知識を事前に身に付けておいたり、詐欺の手口や対策を理解しておいたりすれば被害を避けることも可能です。
そのため、まずは太陽光発電に関する知識をしっかりと得て、勧誘された際は慎重に判断するよう心掛けましょう。また、詐欺被害を避けたいなら信頼できる業者一覧から業者選びを行うのもおすすめです。
この記事を参考に、業者の言葉を鵜呑みにせず、後悔のない太陽光発電の導入を行いましょう。