「蓄電池にはどのような使い方があるの?」
「損しないためにはどのような点に注意すべき?」
初めて蓄電池を導入する場合、蓄電池の適切な使い方や注意すべき点が分からないことが多いでしょう。実は、蓄電池は目的に合った使い方をしないと本来の効果を発揮できない可能性があります。
また、注意すべき点を守らず使っていると、機器の寿命を短くすることになりかねません。導入後に後悔しないようにするためには、蓄電池の正しい使い方や注意点を知っておくことが重要です。
そこで本記事では、蓄電池の運転モードや太陽光発電との併用方法、使用時の注意点を紹介します。さらに使い方に迷った場合の対処法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

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蓄電池の4つの運転モード
蓄電池には様々な運転モードがありますが、ここでは下記4つのモードを紹介します。
それぞれ具体的にどのような用途で使用するのがおすすめなのか、見ていきましょう。
経済優先モード
経済優先モードとは、電気代が安い時間帯に蓄電し、電気代が高い時間帯に放電するモードのことです。電気代の節約につながるため、少しでも固定費を抑えたいときにおすすめです。
なお、太陽光発電と蓄電池を併設している場合は、太陽光発電の余剰電力を優先して売電する仕組みに変わります。ただし、一定期間国から固定価格で電気を買い取ってもらえる「FIT制度」が満了すると、売電を優先する使い方はできなくなります。
状況によって使い方が異なるため、その点には注意しましょう。
環境優先モード(グリーンモード)
環境優先モードとは、太陽光パネルで発電した電気を優先的に使用するモードのことです。グリーンモードと言われることもあります。
環境モードは電力会社から供給される電気を極力使わずに済むため、CO2の削減などができ、環境に優しいことが特徴です。さらに、電気代の節約もしやすいのです。
ただし、自家発電できる場合に利用できる運転モードのため、蓄電池単体では利用できません。また、売電を目的としないため、売電収入を優先的に得たい人には向かない設定でしょう。
蓄電優先モード(充電モード)
蓄電優先モードとは、停電時に使用できる電気を確保するために優先的に蓄電を実施するモードのことです。充電モードと言われることもあります。
この運転モードに設定すると、蓄電池が一定以下の残量になったときに充電が始まります。なお、充電に使われるのは、太陽光パネルで発電した電気や電力会社から買った電気です。
太陽光発電の電気を優先使用するわけではないため、電気代がかかっても常に蓄電し、安心を保ちたい方におすすめの設定です。
ピークカットモード
ピークカットモードとは、電気の消費量がピークになる時間帯に蓄電池から優先的に放電して電気を賄うモードのことです。ピーク時に電気消費量を抑えることで、電気の基本料金の削減が狙えます。
経済優先モードと少し似ていますが、電気代が高い時間帯かどうかではなく、ピーク帯かどうかで判断する点が異なります。なお、ピークカットモードはどの蓄電池にも基本設定されている運転モードではありません。
そのため、ピークカットモードを使いたい場合は適用されている蓄電池を選ぶ必要があります。
蓄電池と太陽光発電を併用する場合の使い方
蓄電池と太陽光発電を併用する場合は、主に下記のような使い方ができます。
それぞれ得られる結果が違うため、ご自身の目的に合わせて使い分けてみてください。
売電する
蓄電池と太陽光発電と併用すると、売電が可能です。売電とは、日常生活で使いきれなかった余剰電力を電力会社へ売ることです。
売電すると電力会社から買取単価に応じて収入を得ることができます。この売電収入を初期費用の支払いに充てれば、コストの回収速度を早めることが可能です。
なお、売電する際は、最初の10〜20年間は国が決めた固定価格で売電できる「FIT制度」が適用されます。FIT制度適用時は、平均で年間6〜7万円程度の売電収益を得ることが可能です。
ただし、FIT期間が満了して「卒FIT」となると買取単価が下がります。そのため、一定の売電収入が得られるのはFIT適用時だと考えておいた方が良いでしょう。
買取価格がどの程度下がるのかなどについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
発電量を担保できない時間に電気を使い回す
蓄電池と太陽光発電を使うと、太陽光パネルの発電量を担保できない時間にも、太陽光発電の電気を使い回すことが可能です。太陽光発電を単体で導入している場合は、太陽光パネルに太陽光が当たっている時間帯にしか発電した電気を使うことができません。
つまり、悪天候時や夜間には太陽光発電の電気を利用できないのです。そこで蓄電池を活用すると、発電できる時間に溜めておいた太陽光発電の電気を、悪天候時や夜間に使い回すことができます。
また、太陽光パネルの発電量が多い場合は、余剰電力で1日の電気量を賄えて、電気代ゼロを実現することも可能です。そのため、可能な限り節約したい方や、環境に優しい方法で電気を使いたい方におすすめな使い方です。
蓄電池の停電時の使い方
災害などで停電したときは、蓄電池を自立運転モードにして使用するのがおすすめです。自立運転モードとは、停電が発生した場合に蓄電池に溜めた電気を使えるようになるモードのことです。
自立運転モードを使えば、蓄電池の残量がなくなるまで電気を使い続けられます。また、停電時に手動で自立運転モードに切り替える設定にしたり、自動的に切り替わるよう設定できたりする場合があります。
自動で切り替えたい場合は、あらかじめ自動になるよう設定しておきましょう。自動設定ができない蓄電池の場合は、停電時にブレーカーの主電源と太陽光発電をオフにする必要があります。
そのため、非常時を経験する前に手順を頭にいれておき、実際に停電したときにスムーズに対応できるようにしておきましょう。
蓄電池が故障した時の対処法
蓄電池が故障した場合は、速やかに業者へ修理を依頼しましょう。故障時の依頼先は、蓄電池の設置を依頼した業者や蓄電池のメーカーなどです。
なお、蓄電池には様々な化学物質が用いられていたり、電気が通っていたりして非常に危険です。そのため、絶対に自分で触らないよう注意してください。
蓄電池が突然故障することがないように、日ごろから定期的にメンテナンスを行っておくと安心です。
蓄電池を使用する時の注意点
蓄電池を使用する時は、主に下記の3点に注意が必要です。
これらに注意せず扱うと、蓄電池の寿命を縮めてしまったり、いざという時に蓄電池を使用できなかったりする恐れがあります。注意すべき内容をよく確認して、損をしないよう使っていきましょう。
充放電を過度にしない
蓄電池を使用する時は、過度に充放電を行わないよう注意しましょう。なぜなら、過度な充放電を繰り返すと蓄電池の寿命を縮めてしまうことになるからです。
そもそも蓄電池の寿命は充放電のサイクル数に応じており、規定のサイクル数に達すると寿命を迎える構造になっています。一般的には6,000〜12,000回程度のサイクル数で寿命が来るため、1日1サイクルで留めた場合は約16〜32年間使える計算です。
しかし、充放電を繰り返す頻度が高いと寿命が短くなります。たとえば、1日3サイクル充放電を行うと、約6〜12年間しか使用できない想定になるのです。
1日1サイクルに留めた場合と比較すると、10〜20年も寿命が短くなるのが分かります。そのため、蓄電池を長持ちさせてお得に使い続けたいなら、充放電は適切な回数に留めるよう注意しましょう。
目安としては、1日1サイクル程度に留めるのがおすすめです。
蓄電時の残量を設定する
蓄電池を停電時にも使いたいなら、あらかじめ電気残量の設定をしておくのがおすすめです。残量を設定すれば、その数値を下回らないよう運転してくれるため、いざというときのために一定の電気量を確保しておけます。
なお、残量を設定する場合は30%前後に設定しておくのが一般的です。ただし、蓄電池を導入した一番の目的が停電対策であれば、もう少し高い割合で設定しておくのも良いでしょう。
ご自身の目的に合わせて適切な割合を設定してください。
設置場所に気を付ける
蓄電池を使う時は、設置場所に気を付けましょう。蓄電池を高温の場所に設置すると、蓄電池内で化学反応が頻繁に発生し、劣化しやすくなってしまうのです。
また、多湿の場所に設置すると蓄電池の中が結露してしまい、水分が発生して腐食などが起こる可能性があります。そのため、できるだけ高温になりにくく、湿度が低い場所に設置するよう心掛けましょう。
蓄電池の使い方に迷ったら
蓄電池には様々な使い方がありますが、初めて導入する場合は使用方法に迷うことがあるでしょう。そんな時は、蓄電池業者へ相談するのがおすすめです。
蓄電池業者なら、プロの目線からあなたの導入目的に合った使い方を教えてくれます。蓄電池は高い買い物になるため、適切な使用方法を理解してうまく使いこなしましょう。
なお、相談時に親身に回答してくれたり信用できる業者を見つけた場合は、そのまま設置を依頼するのもおすすめです。
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項目 | 詳細 |
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まとめ
蓄電池には様々な運転モードがあり、目的によって適切なモードが変わります。そのため、それぞれの運転モードの特徴や使い方をよく理解しておき、うまく使いこなしましょう。
また、過度な充放電を繰り返したり適切な場所に蓄電池を設置したりしないと、寿命を短くしてしまうことになりかねません。初期費用の元をしっかりと取るためにも、使用方法には十分に注意することが賢明です。
この記事を参考に、蓄電池の効果を最大限に実感できる使い方を見つけてみてください。