【初心者向け】蓄電池の種類を徹底解説!タイプ別の特徴や選び方まで

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「蓄電池にはどのような種類があるの?」

「それぞれどのようなメリット・デメリットがあるの?」

蓄電池を導入したいと考えていても、様々な種類があり、どれを選ぶべきか迷っている方も多いでしょう。実は、種類によってメリットやデメリット、得られる効果が大きく異なります。

そのため、種類ごとの特徴を知った上で購入しないと「もっと自分に合った製品を選べば良かった」と後悔することになりかねません。導入後に後悔しないためには、蓄電池の種類やそれぞれの特徴を知り、ご自身の希望の製品を把握することが重要です。

そこで本記事では、蓄電池の種類やそれぞれの特徴、メーカーによる違いについて解説していきます。また、希望条件が分かった上での製品の選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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目次

【電池種類別】蓄電池の種類と特徴

蓄電池の電池には、大きく分けて下記の5種類があります。

それぞれの用途やメリット・デメリットを見ていきましょう。

鉛蓄電池

鉛蓄電池は、蓄電池の中で一番古い歴史がある電池の種類です。マイナス極に鉛、プラス極に二酸化鉛を使い、電解液には希硫酸が使用されています。

主な用途は、自動車のバッテリーや非常時のための電源、フォークリフトの主電源などです。また、下記のようなメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
・コスパが良い
・過充電に強い
・「メモリー効果」がない
・過放電すると性能が大きく下がる
・破損時などに硫酸が周囲に悪影響を与える可能性がある

メリットにある「メモリー効果」とは、継ぎ足し充電を続けた結果、使用できる容量が減ったように感じる現象のことです。性能はそこそこに、コスパを重視したい人におすすめです。

リチウムイオン電池

リチウムイオン電池は、蓄電池の中で急速に普及している主要な電池の種類です。マイナス極に炭素材料、プラス極にリチウム含有金属酸化物、電解液には有機電解液が使用されています。

主な用途は、モバイルバッテリー・自動車のバッテリーなどです。また、下記のようなメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
・「メモリー効果」がない
・小型で軽量
・エネルギー効率が高い
・過充電や過放電への適応力があまりない
・安定して放電するには安全性の確保が必要
・電圧の管理が必要
・価格が高い

リチウムイオン電池のエネルギー効率の高さは、他電池と比較して約3倍の電圧を溜められるほどです。価格よりも性能を重視したい方におすすめです。

ニッケル水素電池

ニッケル水素電池は、リチウムイオン電池が出現するまでかなり普及していた電池の種類です。マイナス極に水素吸蔵合金、プラス極にオキシ水酸化ニッケル、電解液にはアルカリ水溶液が使用されています。

主な用途は、ハイブリッド自動車の蓄電部や、リモコンや懐中電灯などに使える「乾電池型二次電池」などです。また、下記のようなメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
・過充電や過放電に強い
・急速に充電放電できる
・高性能
・「メモリー効果」が起きる
・内蔵電力が減少しやすい

一般的に蓄電池は過充電・過放電に弱い特性を持ちますが、ニッケル水素電池には耐性があります。メモリー効果は起きてしまうものの、充放電をできるだけスピーディにしたい方にはおすすめです。

NAS電池(ナトリウム硫黄電池)

NAS電池は、日本ガイシ株式会社が製造している電池の種類です。別名をナトリウム硫黄電池と言います。マイナス極にナトリウム、プラス極に硫黄、電解質にはファインセラミックスが使用されているのが特徴です。

主な用途は再エネ電力の安定供給や非常用電源などになります。なお、下記のようなメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
・安定供給が可能
・充電放電の効率が良い
・費用が高い
・安全性の確保が必須

安定供給が可能なのは、資源が豊富で長寿命な材料を使っているためです。また、NAS電池に安全性の確保が必要となる理由は、ナトリウムと硫黄という2つの危険物質が用いられているからです。

万が一、故障して漏れ出た場合などに被害を受けないよう、適切な対策が必要となります。

ニカド電池(ニッケルカドミウム電池)

ニカド電池は有害物質である「カドミウム」を使用した電池です。正式な名称は「ニッケルカドミウム電池」です。マイナス極にカドミウム、プラス極にオキシ水酸化ニッケルが使われています。

昨今は安全面を考慮して減りつつありますが、主にコードレス電話や非常照明用として使用されていました。また、下記のようなメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
・数百回レベルの充電にも耐えられる強度がある
・過放電をしても性能が下がらない
・負荷をかけたときの特性が優れている
・「メモリー効果」が起きる
・内蔵電力が減少しやすい
・人体に悪影響を及ぼす「カドミウム」が使われている

他の電池と比べて強度が高いものの、有害さを考えると積極的におすすめはできない電池です。

【負荷タイプ別】蓄電池の種類と特徴

蓄電池には大きく分けて以下の2つの負荷タイプがあり、どちらを選ぶかで停電時に対応できる範囲が変わります。

蓄電池の負荷タイプ

それぞれのカバー範囲やメリット・デメリットを解説していきます。

全負荷型

全負荷型とは、停電時にすべての部屋で蓄電池の電気を使用できる型のことです。すべての部屋で電気が使えるため、停電時でも安心して家の中を移動することができます。

さらに、エアコンやIHなどの200Vの家電も動かすことが可能なため、停電時でも過ごしやすい状況を保てるでしょう。なお、全負荷型には下記のようなメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
・停電時でも部屋を選ばずに安心して過ごせる・電気の消費量が大きい
・長時間の停電対策には適さない

そのため、大容量の蓄電池に予め電池を溜めておける方や、停電対策できる時間数より範囲の広さを取りたい方におすすめです。また、全負荷型を選ぶ際は一度シミュレーションを行い、希望の時間数分電気を使えそうなのかを確認しておきましょう。

特定負荷型

特定負荷型とは、予め指定しておいた部屋や電化製品などを停電時に使えるようにする型のことです。一般的には、電気がないと特に困る冷蔵庫やテレビなどに電気を送る場合が多いと言えます。

また、下記のようなメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
・消費する電気量が少ない
・比較的長時間の停電対策に向いている
・電気を送る部屋を都度選べるわけではない
・すべての部屋で停電対策は行えない

電気を送る部屋を都度選べるわけではないからこそ、予めどの部屋に電気を送りたいかをよく考え、決めることが重要です。また、特定負荷型は停電時に特定の部屋しか使う予定がない方や、できるだけ長く電気を使用したい方におすすめと言えます。

【充電方式別】蓄電池の種類と特徴

蓄電池には、下記3種類の充電方式があります。

充電方式によって必要な設備の数や性能、費用が異なるため、それぞれの特徴をよく確認した上で購入する種類を決めましょう。

単機能型

単機能型とは、蓄電池本体と蓄電池用のパワーコンディショナ(パワコン)を設置して充電する方法です。単機能型には、下記のようなメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
・蓄電池単体でも使用できる
・蓄電池とパワーコンディショナの互換性を気にしなくて良い
・既存設備との互換性を確認する必要がある
・場所を取る

すでに太陽光発電などを導入している場合、太陽光パネル用のパワコンと蓄電池用のパワコンを連携させなければなりません。この際、互換性がないとうまく充電できない事態になりかねないため、必ず互換性を確認してから導入しましょう。

もし互換性が分からなければ、蓄電池の購入時に業者やメーカーに相談してみてください。また、単機能型の場合は、蓄電池単体と蓄電池用のパワコンの計2台を導入することになります。

そのため、2設備分のスペースが必要なことにも注意しましょう。

ハイブリッド型

ハイブリッド型とは、蓄電池用のパワコンと太陽光パネル用のパワコンが一つになったものです。つまり、2つの設備を一つのパワコンで制御することができます。

ハイブリッド型には、下記のようなメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
・太陽光発電と併設しても場所を取らない
・電力の変換効率が高い
・高額になりやすい
・すでに太陽光パネル用のパワコンがある場合は撤去が必要
・太陽光発電の保証期間に影響する可能性がある

ハイブリッド型は単機能型と違ってパワコンが一つで良いため、余分に場所を取りません。太陽光パネル用のパワコンから蓄電池用のパワコンへ電気を変換する必要もなく、電気の損失が少ないのも嬉しい点です。

ただし、太陽光パネル用のパワコンの撤去が必要となる場合は、費用がかかります。また、太陽光パネルと太陽光パネル用のパワコンの保証がセットだった場合、撤去後に本体の保証が切れることがあります。

保証が切れると故障時などの費用が高額になる可能性があるため、セットになっていないか必ず確認しましょう。費用よりも省スペースを重視している方や、すでに設置している太陽光発電のパワコンが故障している場合などにおすすめです。

トライブリッド型

トライブリッド型とは、太陽光発電と蓄電池、電気自動車のパワコンが一体になったものです。つまり、3つの設備を一つのパワコンで制御できるようになります。トライブリッド型には、下記のようなメリット・デメリットがあります。

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メリットデメリット
・省スペースが実現できる
・変換効率が高いなど高性能
・費用が高額になりやすい
・すでに太陽光パネル用のパワコンがある場合は撤去が必要
・太陽光発電の保証期間に影響する可能性がある

高性能な分単体の費用が高くなりがちですが、その分複数パワコンを導入せずに済みます。そのため、同時に複数の設備を導入する場合は、お得と言えるでしょう。

ハイブリッド型と同様に費用より省スペースを優先したい方や、太陽光発電の保証に影響を及ぼさない場合におすすめです。

メーカーごとの種類

蓄電池は、メーカーや製品によってどの種類が適用されているかが異なります。リチウムイオン電池と単機能型、全負荷型の組み合わせがあれば、鉛蓄電池とハイブリッド型、特定負荷型の組み合わせもあるのです。

たとえば、SHARP・カナディアンソーラー・長州産業の3つのメーカーには、下記のような商品があります。

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メーカー製品名電池の種類負荷の種類充電方式の種類
SHARPJH-WB1621リン酸鉄リチウムイオン機器の組み合わせによって全負荷型か特定負荷型か選択可能ハイブリッド型
カナディアンソーラーEP Cubeリン酸鉄リチウムイオン全負荷型対応ハイブリッド型
長州産業Smart PV Multiリチウムイオン電池全負荷型か特定負荷型か選択可能単機能型かハイブリッド型か選択可能

組み合わせの規定はないため、希望の種類を組み合わせた蓄電池がないか確認しましょう。

蓄電池の選び方

蓄電池を初めて導入する場合、選び方に迷うことがあるでしょう。そんな時は、次の3点を一つずつチェックしていくのがおすすめです。

適切な容量を選ぶ

蓄電池は、製品やメーカーによって容量が異なります。そのため、蓄電池選びを行う時はまず適切な容量かどうかを確認しましょう。もし適切な容量が分からなければ、下記の内容を基準に検討してみてください。

適切な容量の判断基準
  • そもそも1日で使う電気量はどの程度か
  • 太陽光発電の現在の余剰電力量がどの程度か
  • 停電時にどの程度の電気量を確保しておきたいか

また「できるだけ大きな容量を買っておけば問題ない」と考える方もいるかもしれませんが、容量が大きくなるほど価格も上がります。そのため、適切な費用に抑えたい方は、必要な蓄電量をしっかり把握しておくのがおすすめです。

希望の種類に合っているか確認する

希望の種類に合った蓄電池かどうかも、蓄電池を購入する前に確認しておきたい内容です。蓄電池には、電池や負荷、充電方式など様々な種類があります。

そのため、まずはご自身の希望の種類を細かく決めた上で、その種類に合った製品を選びましょう。まだ希望の種類が決まっていない場合は、種類ごとの用途やメリット・デメリットを比較して、検討するのがおすすめです。

もしご自身で希望条件を決めるのが難しければ、蓄電池業者へ相談すると良いでしょう。

メーカーを比較する

蓄電池を購入するときは、メーカーをしっかり比較しておきましょう。なぜなら、同じ電池や負荷の種類に当てはまる製品でも、メーカーによって性能や価格が異なるからです。

「コストを抑えたい」「何よりも性能を重視したい」など、譲れない条件をもとにご自身に合ったメーカーを見つけることが賢明です。おすすめのメーカーが分からず比較に迷う方という方は、下記の記事を参考にしてください。

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トベシンエナジー
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項目詳細
会社名FCR株式会社
本社住所〒145-0064 東京都大田区上池台5丁目38-1
対応エリア東京・千葉・埼玉・神奈川・茨城
提供サービス太陽光、蓄電池、リフォーム
公式サイトURLhttps://tobeshin-energy.com/

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まとめ

蓄電池には、電池や負荷タイプ、充電方式など様々な種類があります。どの種類を選ぶかでメリットやデメリットが変わってくるため、希望に合う種類はどれかをまずは検討してみることが大切です。

また、ある程度希望条件が揃ったら、メーカー同士の良し悪しを比較してみましょう。比較することで、より最適な製品に出会えるはずです。

この記事を参考に、ご自身に合った蓄電池を見付けてみてください。

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