「蓄電池を導入するとどのようなメリットがあるの?」
「メリットをより実感するにはどう活用すれば良い?」
蓄電池を導入したいと思っていても、具体的なメリットが分からず、導入を迷っている方も多いでしょう。メリットを知って納得した上で導入しないと、思ったより効果を実感できず、費用対効果が悪いと後悔することになりかねません。
導入後に後悔しないためには、メリット・デメリットを知り、ご自身にとって納得できる利点があるか把握することが重要です。
そこで本記事では、蓄電池を導入するメリット・デメリットを紹介します。よりメリットを実感するために押さえるべきポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

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蓄電池を導入するメリット6選
まずは、蓄電池を導入するメリットを6つご紹介します。
特に固定費を減らしたい方や災害時に備えたい方にとっては、メリットが大きく感じるでしょう。
電気代を削減できる
蓄電池を導入すると、電気代を削減できます。電気代は日中と夜間で料金が変わる場合が多く、プランにもよりますが午後8時などのピーク帯は金額が高くなりがちです。
そのため、ピーク帯を避けて電気代が安い時間帯に蓄電池へ電気を溜め、高い時間帯に使用すれば電気代の削減につながるのです。また、太陽光発電と蓄電池を併用すれば、太陽光パネルで無料で発電した電気の余りを蓄電池に溜めることができます。
蓄電池に溜めた電気は、太陽光パネルが発電できない夜間や悪天候時に使い回して有効活用できます。うまく活用すれば太陽光発電だけで1日の電気を賄うことも可能なため、大きな節約につながるでしょう。
少しでも固定費を抑えたい方におすすめです。
停電時に電気が使える
災害などが発生して停電したタイミングでも電気が使えるのも、蓄電池を利用する大きなメリットの一つです。日ごろから蓄電池に電気を溜めておけば、停電時に使い回すことができます。
停電時に電気が使えれば安心して行動できるため、もしもの時に備えておきたい方にはおすすめです。ただし、蓄電池には容量があります。
制限時間なく電気を使い続けられるわけではないため、その点には注意しましょう。また、蓄電池には、停電時に家全体に電気を供給する『全負荷型』と特定の部屋だけに電気を配給する『特定負荷型』があります。
もし非常時にできるだけ長い時間電気を使い続けたいなら、電気の消費量を抑えられる『特定負荷型』を選ぶのがおすすめです。
売電収入を得られる
太陽光発電を設置している家庭に蓄電池を導入し、電気が余った場合、契約している電力会社へ電気を売って収入を得られます。10kW未満の家庭用太陽光発電の電気を売る場合、最初の10年間は国が定めた固定価格で買い取ってもらえる『FIT制度』が適用されるのです。
FIT制度が適用されると、一般的に年間6~7万円ほどの売電収入を得られます。そのため、太陽光発電などの初期費用を早く回収したい方や、生活費の足しにしたい方におすすめです。
ただし、そもそもの発電量によって売電収入が変動する点には注意しましょう。また、売電価格は現在下降傾向にあるため、それに伴い売電収入額も減っている点に注意が必要です。
過去の売電価格や今後の売電価格について知りたい方は、下記の記載を参考にしてください。
とはいえ、売電するメリットが少なくなった場合でも、電気を自家消費すればある程度の経済効果は見込めます。そのため、蓄電池がないよりはあった方が圧倒的にお得と言えます。
他設備と併用すれば導入コストを早期回収できる
蓄電池を導入し、他の省エネ設備と併用すると、それぞれの導入コストを早期回収できるというメリットがあります。たとえば、太陽光発電のみを導入している場合は、日中使いきれなかった電気を溜めておき他の時間帯に使い回すことができません。
そのため、太陽光パネルでの発電が可能な日中の電気代のみが削減できる状態になります。この状態だと、太陽光発電の初期費用を回収するまで一般的に10年ほどかかってしまうのです。
しかし、蓄電池を併設すれば太陽光発電を行えない時間にも余った電気を使い回せるため、電気代の削減を促進できます。うまく活用すれば、電気代をゼロにした上で売電収入も得られるでしょう。
その結果、初期費用の回収速度を大幅に上げることが可能になるのです。すでに太陽光発電などの設備を導入していてさらにお得に使いこなしたい場合は、ぜひ蓄電池の導入を検討してみてください。
電気自動車を充電できる
電気自動車を充電できる点も、蓄電池のメリットです。蓄電池は、夜間や停電時に電気を活用できるだけでなく、電気自動車を充電する電気を溜めておくこともできます。
電気代が安い時間帯の電気や太陽光発電の余剰電力を蓄電池に溜めておき、電気自動車へ使い回せば充電用の電気代の削減も可能です。そのため、電気自動車をすでに持っている方や購入を検討している方は、蓄電池の併設も考えてみましょう。
環境に優しい
蓄電池は省エネ設備であり、環境に優しい機器です。特に太陽光発電と併用すればCO2の削減につながるうえ、再生可能エネルギーを最大限に活用することができます。
さらに、リチウムイオンを用いた蓄電池はリサイクルができ、資源を無駄にしません。そのため、蓄電池は環境保全志向の方にとてもおすすめできる設備です。
蓄電池を導入するデメリット6選
蓄電池はメリットが多い設備ですが、一方で下記のようなデメリットも存在します。
メリットと照らし合わせて、どちらの方がご自身にとって大きいか考えてみましょう。
初期費用がかかる
蓄電池のデメリットの一つとして、初期費用がかかる点が挙げられます。蓄電池を導入する場合、本体代と蓄電池用のパワーコンディショナ代、設置工事費などがかかってくるのです。
費用相場は50〜200万円程度で、すでに太陽光発電などが設置してある住宅へ後付けする場合は70〜200万円程度となります。費用相場の幅が広いのは、蓄電池の容量の大きさやメーカー、性能などによって価格が変動するためです。
ただし、国や地方自治体の補助金を利用すれば、初期費用をゼロ円で済ませられる場合もあります。そのため、うまく利用できる補助金があれば、デメリットにはならないでしょう。
蓄電池単体では経済効果が薄い
蓄電池単体の導入では経済効果が薄い点も、デメリットの一つです。蓄電池は単体でも電気代の削減が可能ですが、太陽光発電と併用したときほど大きな経済効果は期待できません。
また、経済効果が薄いということは初期費用の回収に時間がかかるということです。蓄電池単体だと、初期費用の回収には50年近くかかるケースもあります。
そのため、単体での導入を検討している方は、業者にシミュレーションを提示してもらってから購入を決めるのがおすすめです。
容量に限りがある
蓄電池は容量に限りがあり、いくらでも電気を溜めておけるわけではなく、停電時の電気使用時間も永続的ではありません。この点も、蓄電池のデメリットと言えます。
容量が小さい蓄電池を選べば購入費は安く済むものの、溜められる電気量と使い回せる電気量が少なくなります。そのため、太陽光パネルの発電量が多い家庭や電気代が安い時間帯の電気を極力溜めておきたい場合は、大容量の蓄電池を選びましょう。
ただし、その分価格も高くなるため、費用対効果を計算してから容量の大きさを決めるのがおすすめです。
設置スペースが必要
蓄電池を導入するとなると、蓄電池本体やパワーコンディショナを設置するスペースが必要になります。そのため、家の内外にあまり設置スペースがない方にとっては、デメリットとなるでしょう。
蓄電池の大きさは、容量によっても異なりますが、屋内型ならエアコンの室外機1台分くらいのスペースが必要です。屋外型の場合はさらに大きくなり、室外機2台分ほどの大きさになることもあります。
しかし、蓄電池は小型化が進んでいるため、製品を選べばそれほど大きなスペースを取らなくて良いこともあるでしょう。その分費用は高くなりますが、スペースを取らないことを優先したい場合は、小型の製品に絞って検討してみましょう。
メンテナンスの手間がかかる
メンテナンスの手間がかかることも、蓄電池を導入するデメリットの一つです。蓄電池を良い状態で長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
メンテナンスには原則費用がかかる上、立ち合いの手間もかかります。ただし、製品の保証期間内のメンテナンスであれば無料で実施してもらうことも可能です。
メンテナンスが必要なのは蓄電池に限ったことではないものの、ある程度ランニングコストなどがかかることは把握しておきましょう。
経年劣化していつか使えなくなる
蓄電池は、経年劣化していつか使えなくなります。これは、充電と放電を繰り返していくうちにバッテリーが劣化してしまうからです。
つまり、蓄電池を使えば使うほど、蓄電できる容量が減ってしまうということになります。ただし、どの設備にも寿命はあるため、これも蓄電池に限ったことではありません。
また、蓄電池の耐用年数は一般的に10〜15年程度と言われています。その後も故障しなければ使用し続けられるため、ある程度長持ちすると考えておいて良いでしょう。
蓄電池のメリットを実感するために知っておくべきポイント
蓄電池の導入後にメリットをより実感したい場合は、下記のポイントを押さえておくことがおすすめです。
それぞれ具体的にどう対処すれば良いのか、解説していきます。
希望のスペックを決めておく
蓄電池のメリットをより実感したいなら、希望のスペックを決めてから製品を選びましょう。蓄電池は、製品によって容量や性能、保証期間などが異なります。
導入後に後悔しないためにも希望のスペックをしっかり把握しておき、それに合った製品を購入することが重要です。希望のスペックがまだ決まっていない場合は「どの場面でどの程度の電気を使いたいのか」を考えてみましょう。
目的が分かれば、おのずと必要な要素が明確になるはずです。また、もし太陽光発電など他の設備と併用するなら、その設備の発電量や電気使用量から余剰電力量を想定しておくことがおすすめです。
そうすれば、無駄なく余剰電力を使いこなせるでしょう。
メーカーのスペックを比較する
希望のスペックが決まったら、実際にメーカーごとのスペックを比較していきます。最初はネームバリューのあるメーカーに目が行きがちですが、有名だからといって希望のスペックが叶えられるとは限りません。
そのため、まずは幅広くおすすめのメーカーを知っておくことが重要です。下記の記事では、おすすめの蓄電池メーカーとその特徴を紹介しています。
ご一読いただき、希望に合うメーカーがないか確認してみてください。
補助金制度を利用する
蓄電池のメリットを感じたい場合、補助金制度を積極的に利用するのもおすすめです。補助金を利用すれば初期費用が抑えられ、コストの早期回収を実現しやすくなります。
蓄電池の補助金には、国や県、市区町村が実施しているものなど様々あります。補助金によって要件や補助額は異なりますが、うまく活用すれば初期費用をゼロ円にできることもあるため、よく調べておきましょう。
なお、下記の記事ではどのような補助金制度があるかやその要件などを詳しく紹介しています。少しでも初期費用を抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。
太陽光発電と一緒に導入する
蓄電池の効果をより強く感じたいなら、太陽光発電と一緒に導入しましょう。太陽光発電と併設するだけで電気代をゼロにしたり、売電収入を得られたりするメリットがあります。
さらに、蓄電池と太陽光発電を同時に導入すると、利用できる補助金制度が増えるというメリットもあります。補助金によっては併用も可能で、補助額の合計も大きくなる傾向があり、経済的にとてもおすすめです。
実際に蓄電池と太陽光発電を同時に導入し、両方の補助金制度を適用した結果、300万円以上も受給できた事例もあります。同時に導入するとメリットが多くあるため、まだ太陽光発電を導入していない方はぜひ検討してみてください。
なお、太陽光発電のメリットやデメリットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしてみましょう。
納得のいく売電先を見付ける
納得のいく売電先を見付けるのも、蓄電池のメリットを感じやすくする方法の一つです。FIT制度の適用期間が満了することを『卒FIT』と言いますが、卒FIT後は固定価格での買取はなくなります。
電力会社と直接契約をして電力会社が提示する価格で売電しなければならず、収入が大幅に下がる可能性があるのです。実際、ENEOSによると卒FIT後の大手電力会社の買取価格は7〜9円/kWhで、2025年5月時点でのFIT価格の約半額です。
ただし、契約内容や電力会社によっては、FIT適用時よりも高値で買い取りしている場合もあります。つまり、電力会社やプランを適切に選べば、FIT制度適用時よりも売電収入を増やせる可能性があるのです。
そのため、卒FIT後は複数の電力会社を比較し、納得のいく価格で買い取ってくれる会社と契約しましょう。
設置を依頼する業者を比較する
蓄電池のメリットをできるだけ感じたいなら、設置を依頼する業者を複数比較してから決めましょう。というのも、依頼する業者によって費用や施工後の状態が異なるからです。
悪徳業者へ依頼してしまうと高額な費用を請求されたり、施工不良が起こりやすくなったりします。一方で、優良業者に依頼すれば費用を抑えつつ高品質な施工を行ってもらうことができ、全体的な費用や手間を削減できるのです。
そのため、業者をよく比較してから依頼しましょう。信頼できる業者を見付けるには、見積もりの内訳をチェックしたり、公式HPから施工実績が豊富か確認したりするのがおすすめです。
さらに、自社施工の業者は施工を外注している業者より工事費が安くなるため、自社施工の業者を探すのも良いでしょう。おすすめの蓄電池業者を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
後付けする場合は他設備との互換性を確認する
すでに太陽光発電などを導入している場合は、その設備と後付けする蓄電池の互換性があるか確認しましょう。設備同士の互換性がないと、蓄電池が正しく動作しなかったり、太陽光発電の発電効率が下がったりするリスクがあります。
蓄電池が正しく動作しないとそもそもメリットが感じられないため、必ず確認しておくのがおすすめです。もしご自身で互換性の有無が分からなければ、業者へメーカーに問い合わせましょう。
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項目 | 詳細 |
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会社名 | FCR株式会社 |
本社住所 | 〒145-0064 東京都大田区上池台5丁目38-1 |
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公式サイトURL | https://tobeshin-energy.com/ |
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まとめ
蓄電池を導入すると、電気代を削減したり停電時に電気を使えたりする一方で、初期費用が必要などのデメリットがあります。重視するポイントによってメリットが大きいかデメリットが大きいか変わるため、ご自身の希望に合う設備なのかよく見極めてください。
また、蓄電池のメリットをより強く実感したい場合は、メーカーのスペックを比較したり補助金制度を利用したりしましょう。蓄電池は使い方次第で効果が高まる設備です。
この記事を参考に、うまく活用してメリットを実感してみてください。