【評判/口コミ】オムロンの蓄電池ってどうなの？価格から製品情報まで

「オムロンの蓄電池は評判が良いって本当？」

「他のメーカーの製品となにが違うの？」

オムロンは、多くの実績を持つ有名な蓄電池の販売メーカーです。オンライン機能が充実しており、ラインナップも豊富で、幅広い方の希望にマッチしやすい特徴があります。

しかし、すべての方がオンライン機能の充実度やラインナップの豊富さを重視しているわけではありません。導入後に後悔しないためには、ご自身が求めている機能があるメーカーなのかよく理解し、納得した上で導入する必要があります。

そこで本記事では、オムロンの蓄電池の実際の評判や製品のスペック、メリット・デメリットを紹介します。さらに、導入費用を抑える方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【蓄電池のメーカー】オムロンとは？特徴を紹介

項目	内容
会社名	オムロン株式会社
所在地	京都市下京区塩小路通堀川東入
創業年月日	1933年5月10日
公式HP	https://www.omron.com/jp/ja/

オムロンは、蓄電池や太陽光発電の周辺機器を販売している企業です。約130か国で様々な事業を展開しています。1993年に創業し、30年以上の歴史と実績がある企業です。

また、2015年には蓄電池の販売にも着手し、品質の高い製品を生み出し続けています。さらに、オムロンは長州産業などに商品提供を行なっています。

技術力の高さを評価されていることがうかがえる信頼性の高い日本メーカーと言えるでしょう。

オムロンの蓄電池一覧【特徴・費用】

オムロンが現在販売している蓄電池は、下記の2つのシリーズです。

それぞれの特徴や強みを紹介するので、ぜひ蓄電池を検討する際の参考にしてみてください。

KPBP-Aシリーズ

製品名	容量	蓄電タイプ	希望小売価格（税込）
KP-BU164-2S/KP-BU164-S	16.4kWh	特定負荷型・全負荷型	不明
KP-BU98B-2S/KP-BU98B-S	9.8kWh	特定負荷型・全負荷型	不明
KP-BU65B-2S/KP-BU65B-S	6.5kWh	特定負荷型・全負荷型	不明
KP-BU127-B	12.7kWh	特定負荷型・全負荷型	不明
KP-BU63-B	6.3kWh	特定負荷型・全負荷型	不明
KP-BU97C-A	9.7kWh	特定負荷型・全負荷型	不明
KP-BU65C-A	6.5kWh	特定負荷型・全負荷型	不明

KPBP-Aシリーズは、幅広い容量の製品展開が特長です。6つの容量が用意されており、世帯人数やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。

さらに、省スペース化に成功しており、停電対策も万全です。重塩害地域対応のものもあるため、設置する地域をあまり選ぶ必要もありません。

また、価格面は全て非公開となっていますが、海外メーカーより少し高いイメージを持っておくと大差ないでしょう。なお、寿命は長めで、11,000〜12,000サイクル（※）となります。

1日1サイクルだとすると30〜33年ほど持つ計算です。長寿命で幅広いライフスタイルに寄り添う製品だと言えるでしょう。

（※）サイクルとは
サイクル数とは「蓄電池の充電がフルの状態から使い切るまでのサイクルを何度繰り返せるか」を示した数値のこと。

KPBP-Bシリーズ

製品名	容量	蓄電タイプ	希望小売価格（税込）
KP-BU164-2S/KP-BU164-S	16.4kWh	特定負荷型・200V対応	不明
KP-BU98B-2S/KP-BU98B-S	9.8kWh	特定負荷型・200V対応	不明

KPBP-Bシリーズは、住宅用と産業用の両方の用途として使える蓄電池です。高効率な製品のため、発電した電気を最大限活用し、電気代のさらなる削減や売電量の向上を目指せます。

また、停電対策としても安心できる設計になっており、200V対応で停電時でもオール電化製品などが使えることが特徴です。ただし、特定負荷型になるため、停電時にすべての電気が使えるわけではないことには注意しましょう。

なお、サイクル数はKPBP-Aシリーズと同様に11,000と長寿命です。比較的製品の容量が多く、ラインナップも少ないため、希望の容量がない場合はKPBP-Aシリーズを検討するのが良いでしょう。

オムロンの蓄電池に関する口コミ・評判

オムロンの蓄電池に関する実際に口コミも見ていきましょう。ここでは、良い口コミと悪い口コミの両方を紹介するので、本当にご希望に合った製品か確認してみてください。

良い口コミ

オムロンの蓄電池に関する口コミには、AIによる気象情報との連携機能に関する高い評価が多くありました。

ソーラーも蓄電池も契約してしまった😂

ソーラーは国内唯一の日本製

蓄電池もオムロンと共同開発の同メーカー

最近の蓄電池は頭良くて台風近づいたらフル充電キープで停電に備えてくれるらしい😌

引用：X

現在5:35am 。 時代はここまで進んでるんだ！ 6月25日オムロン蓄電池リモートで診断してくれるらしい。半年まえにソーラ・システム設置してから初めて！！

引用：X

オムロン蓄電池のグリーンモード、

AI機能、結構使えるかも🤔

引用：X

AI機能の搭載は、蓄電池の扱いに慣れていない方や、稼働状況が気になる方にとってはかなり嬉しいポイントです。そのため、オムロンの蓄電池は、手間をかけなくても適切に運用してくれる蓄電池をご希望の方におすすめできます。

悪い口コミ

オムロンの蓄電池の口コミは高評価なものが多かったものの、下記のように操作性が難しいと感じる方もいるようでした。

オムロンの蓄電池、こういうUIは良くない。グリーンモードでは放電時間の指定が出来ない（下限まで放電し続ける）仕様だけど、UI上では警告もなく設定できてしまう。なんで時間指定が効かないのかめっちゃ調べた😰

引用：X

感じ方は人それぞれのため、人によっては上記の口コミのように使いづらさを感じる可能性もあります。しかし、基本的に性能は高く自動調整機能などもついていることから、初心者でもある程度操作しやすいと考えておいて良いでしょう。

不安がある場合は、取り扱い業者によりリアルな評判やデメリットを確認してみるのがおすすめです。

オムロンの蓄電池のメリット6選

ここからは、オムロンの蓄電池のメリットを6つ紹介します。

それぞれ具体的に紹介するので、ご自身にとって魅力的なポイントがあるかチェックしていきましょう。

製品ラインナップが豊富

オムロンの蓄電池はラインナップが豊富なため、様々なライフスタイルに合わせて希望の製品を導入しやすいと言えます。容量は、6.3kWh・6.5kWh・9.7kWh・9.8kWh・12.7kWh・16.4kWhの6種類から選ぶことが可能です。

4〜5人家族以上の世帯にも十分な大容量タイプも取り揃えられています。また、大容量の製品があることで、停電対策をしっかり行いたい方でも安心して導入できます。

さらに、重塩害地域用の製品もあり、沿岸部にお住まいの方でも問題なく設置可能です。人を選ばない蓄電池となっており、幅広い方におすすめできます。

停電時に安心できる設計

停電時に安心できる設計になっているのも、オムロンの蓄電池のメリットのひとつです。オムロンの蓄電池は、停電時に特定の家電のみ使える「特定負荷型」と、いつも通り電気が使える「全負荷型」の両方が揃っています。

さらに、全負荷型の場合は200V対応のため、オール電化製品や200Vのエアコンも使用可能です。停電時に使える家電の出力数や継続して使用できる時間数も十分で、安心して過ごせます。

また、停電になった際には切り替え作業をしなくても自動で電気を復旧してくれるため、慌てて対応しなくて良いのです。停電対策として導入したい方にぴったりな蓄電池でしょう。

小型で省スペース

オムロンの蓄電池は、国内最小クラスのサイズ感となっており、省スペースが実現できます。オムロンの従来品と比べると、容積比を約27％も抑えられているのです。

そのため、屋内に製品を設置する場合でも置き場所に困ることなく、狭小住宅でも屋外に設置しやすいでしょう。また、白を基調したデザインで、屋内外どちらに設置しても馴染みやすいと言えます。

できるだけ設置スペースをコンパクトにしたい方や、外観を損なわないデザインを希望している方におすすめです。

安心できるオンライン機能が充実

オンライン機能が充実していることから、安心して使いやすいのもオムロンの蓄電池の特長のひとつです。オムロンの製品には、AIが気象情報を取得し、夜間の充電量を自動調整してくれる機能があります。

この自動調整機能があることで、雨の日や気象警報が出ている日でも十分な蓄電量を確保しやすく、安心して過ごしやすいのです。さらに、遠隔監視機能もついており、パソコンやスマホで随時発電量や蓄電池をチェックすることもできます。

どのくらい発電できたかや売電できたかなども簡単に確認できるため、稼働状況が気になる方にもおすすめです。

多くの太陽光パネルと相性が良い

オムロンの蓄電池は、PIDリスクがある太陽光パネルにも接続できるなど、多くのパネルと相性が良いのも強みです。PIDリスクとは、太陽光パネルに高電圧の負荷がかかり、発電能力が著しく低下してしまう可能性があることを指します。

通常の蓄電池をPIDリスクのあるパネルと接続すると、発電能力を下げる恐れがあるものの、オムロンにはそのリスクがありません。つまり、太陽光パネルとの相性をほとんど選ばない蓄電池が欲しい方におすすめな製品なのです。

国や都道府県の補助金対象の製品がある

補助金を適用できる製品があるのも、オムロンの蓄電池の強みのひとつです。補助金を活用すると初期費用を大きく減らすことができるため、積極的に活用しましょう。

オムロンの蓄電池が補助金対象となっている事業は、2025年11月時点では下記の通りです。

ただし、年度によって対象となる事業は変わるため、導入時に適用できるものがあるかしっかり確認してみてください。なお、補助金対象製品はオムロンの公式サイトからチェックできます。

オムロンの蓄電池のデメリット

オムロンの蓄電池には様々なメリットがあるものの、海外のメーカーなどよりやや価格が高いとの評価も存在します。とはいえ、オムロンには様々な機能がついており、そもそもの品質が高いため、その分価格が高くなっているイメージです。

つまり、価格面だけ見ると高く感じるかもしれないものの、コスパで考えると優秀だと言えるのです。安さよりも費用対効果を重視しているという方にとっては、デメリットにはならないでしょう。

オムロンの蓄電池がおすすめな人

これまで紹介したメリットをまとめると、オムロンの蓄電池は下記のような方におすすめです。

オムロンの蓄電池は機能やラインナップ、停電時の対応方法が豊富にあり、幅広い方におすすめできる製品となっています。とくに利用者の安心感に寄り添った設計になっているため、信頼性や安心感を重視している方は積極的に導入を検討しましょう。

蓄電池の導入費用をできるだけ抑える方法

どのメーカーの蓄電池を導入するとしても、費用はできるだけ抑えたい方が多いでしょう。そんな時は、下記の3つの方法を試してみてください。

それぞれ具体的にどのような効果があるのか紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

補助金を活用する

蓄電池の導入費用をできるだけ抑えたい場合は、補助金を積極的に活用しましょう。補助金を活用すると初期費用を大きく抑えられ、コストの回収速度や費用対効果を高めることができます。

なお、蓄電池の補助金は国や都道府県、市区町村で実施されています。例えば、直近で実施された国の補助金は下記の通りです。

それぞれの補助事業によって要件が異なるため、まずはご自身が対象となるものがあるか確認してみましょう。また、補助事業は毎年度同じものが実施されるとは限りません。

そのため、導入時に改めてどの事業が実施されているか確認するのがおすすめです。さらに詳しく蓄電池の補助金について知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

コスパの良い業者を選ぶ

コスパの良い業者を選ぶのも、蓄電池の導入費用を抑えるために重要なポイントのひとつです。同じ製品を購入する場合でも、業者によって初期費用の見積もりが大きく異なることがあります。

業者によって見積もりが変わる大きな原因は、施工の外注費や広告費の有無、人件費の程度が業者によって違うからです。つまり、下記のような特徴がある業者は、価格が安くなりやすいと言えるでしょう。

また、自社施工を行なっている業者は費用が安いだけでなく、施工品質も高い傾向にあります。そのため、コスパを重視したい方には外せないポイントです。

また、下記の記事でも上記の特徴に当てはまるコスパの良い業者を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

費用対効果が高い製品を選ぶ

蓄電池の導入費用をできるだけお得に抑えたいなら、費用対効果が高い製品を選ぶことも重要です。というのも、蓄電池は製品やメーカーによって価格や機能面が違うからです。

つまり、費用対効果にばらつきがあります。導入費用が安く済んだとしても、導入後に「思ったより性能が低かった」と感じ、費用対効果が悪いと感じてしまうかも知れません。

だからこそ、導入後にお得感を覚えつつ費用をできるだけ抑えるには、価格ではなく費用対効果を重視するのがおすすめなのです。なお、費用対効果が良い製品を見極めたい場合は、希望の性能が揃った製品の中で最も安価なものを選ぶのがおすすめです。

まだ希望のメーカーが決まっておらず、製品の候補選びに迷っている方は、下記の記事を参考にしてみてください。

蓄電池の設置ならトベシンエナジーにおまかせ！

蓄電池の導入なら、トベシンエナジーへおまかせください。トベシンエナジーは、関東に16店舗を展開し、蓄電池の導入をサポートしています。

オムロンを含めた豊富なメーカーから蓄電池を選ぶことが可能です。また、お一人おひとりに合ったメーカーやプランをご提案しているため、メーカーに迷っている方も安心してご相談いただけます。

さらに、自社施工で価格を抑えながら品質の高い施工を行っており、補助金の代行も承っています。

ご相談いただいたからといって、必ずしもご依頼いただく必要はございません。お気軽にご不明点を解消されるようなお気持ちで、ぜひ一度ご相談ください。

トベシンエナジーの施工実績・口コミ

ここでは、トベシンエナジーで実際に太陽光発電・蓄電池を導入した方の施工事例・口コミをご紹介します。

町田市 K様邸

項目	詳細
エリア	東京都
築年数	10年
実際の導入費用	860,000円
補助金額	2,500,000円
実際に節約できた金額	11,010円
メーカー（太陽光）	長州産業
メーカー（蓄電池）	長州産業/SPVマルチ

足立区 O様邸

項目	詳細
エリア	東京都
築年数	5年
実際の導入費用	790,000円
補助金額	2,060,000円
実際に節約できた金額	5,550円
メーカー（太陽光）	カナディアンソーラー
メーカー（蓄電池）	カナディアンソーラー

オムロンの蓄電池に関するよくある質問

最後に、オムロンの蓄電池に関するよくある質問を3つ紹介します。

リコール問題があったって本当？

オムロンの蓄電池でリコール問題があったのは事実です。しかし、2022年に起きたことで無償交換対応も真摯に行っており、積極的に無償交換していることを告知しています。

そのため、リコール問題は過去のものとして受け止め、現在は安心できる製品を販売していると信頼して良いでしょう。もし不安が残る場合は、業者やメーカーにしっかりと安全性をヒアリングした上で導入するのがおすすめです。

オムロンは太陽光発電も販売している？

オムロンは蓄電池だけでなく、太陽光発電も販売しています。ただし、太陽光パネルではなく、太陽光パネルの電気を変換する「パワコン」のみの取り扱いです。

なお、実際にオムロンのパワコンを導入した方は、静音性の高さや下記のようにアフターサービスの迅速さに満足していました。

パワコン復活！

オムロンさん迅速な対応ありがとう

引用：X

その他にも、幅広いラインナップから製品を選べる点や、長寿命設計が施されている点も高い評価を得ています。さらに詳しくオムロンのパワコンについて知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

オムロンの蓄電池の保証内容は？

オムロンの蓄電池は、10〜15年のシステム保証がついています。蓄電池の平均寿命は同じく10〜15年のため、十分な保証内容と言えるでしょう。

また、オムロンは保証内容が充実しているだけでなく、アフターサービス体制も整っています。全国に140もの拠点を持ち、何かトラブルがあった際には迅速に対応してもらえるのです。

そのため、導入後も安心して過ごしたい方におすすめです。

まとめ

本記事では、オムロンの蓄電池に関する口コミや、メリット・デメリットなどについて紹介しました。オムロンの蓄電池はオンライン機能が充実しており、停電時にも安心できる設計が備わっています。

一方で、やや初期費用が高いという評価もあります。この記事で紹介したメリットやデメリット、実際に導入した方の体験談を参考に、後悔のない選択を行ってみてください。